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コリドーテストは2005年にDowdらによって初めて報告された。 これは薬物を用いない行動テストで、側方性の感覚運動無視を評価することを目的としている。 片側のドパミン神経支配病変に対して感受性が高いため、6-OHDAモデルでよく用いられる。 シリンダーテストのような側方性運動障害を測定するテストや、回転テストのような病変の重症度を評価するテストに追加できる貴重な検査である。

装置は細長い廊下に10組の蓋が並んでいる。 各蓋には5~10個の砂糖ペレットが入っている。 試験中の探索行動を減らすため、動物は最初の試験日の前に2日連続で10分間廊下に慣らす。 馴化の間、ペレットは廊下の床に撒かれる。 試験当日は、動物を試験用通路と大きさや外観は同じだが砂糖ペレットが入っていない通路に入れることで、探索行動をさらに最小化する。 動物が試験用通路の一端に置かれると、試験トライアルが始まる。 その後、動物は自由に探索し、向きを変え、ペレットを食べる。 主な測定パラメータは回収数で、「回収」とは動物が容器に鼻を突っ込むことである。 動物がペレットを食べるかどうかは問わない。 動物の左右からのリトリーバル数をカウントする。 動物が合計20回リトリーブを行うか、最長5分間のトライアルを行った時点でトライアルは終了となる。 2日間の馴化日と試験日の3日間とも、動物は一晩絶食させ、試験終了後に餌をホームケージに戻す。

図:図:片半球の6-OHDA病変後のコリドーテストにおける片側の鼻突き回数。 点線は均等に分布した鼻突き(リトリーブ)の数を表す。 平均値+SEM;偽薬:n=16;6-OHDA病変:n=26。 一元配置分散分析:***p<0.001。