zQ175DN-KIマウス(JAX# 029928)は、マウスHttエクソン1をヒトHttエクソン1配列に置換したもので、〜180-220のCAGリピートがある。 さらに、これらのノックインマウスのneoカセットは欠失した(DN)。 zQ175DN KIマウスは高CAGリピートハンチントン病(HD)モデルである。
zQ175マウスの最も重要な特徴は以下の通りである:
- 異なる脳領域で高いmHTTレベル
- 体重の減少
- 一般的な健康状態の低下
- 運動能力の低下
生後5ヵ月半のzQ175マウスの大脳皮質では、mHTTレベルが非常に上昇している。 同様の結果が尾状被蓋でも観察された。 mHTTの定量はサンドイッチ免疫吸着法で行うことができる(図1)。 ヒトHTTの定量は免疫蛍光標識によって行うことができる(データは示していない)。
図1:MesoScale Discoveryプラットフォームを用いたサンドイッチ免疫吸着法による5.5ヶ月齢のzQ175DN KIマウスと野生型(WT)マウスの等皮質におけるmHTTの定量。 zQ175DN KI: n = 12; WT: n = 3。 平均値+SEM。 対応のないt検定。 ***p<0.001。
ビームウォークテストを用いた運動障害の評価では、5.5ヶ月齢のzQ175マウスでは、年齢をマッチさせた野生型動物に比べ、スリップの数が強く増加していた(図2)。
図2:5. ヶ月齢のzQ175DN KIマウスと野生型(WT)マウスの雌雄混合。 10mm角のビーム上のスリップ数。 各群n = 12。 平均値+SEM;不対t検定。 **p<0.01。
Scantoxでは、zQ175マウスの試験デザインをオーダーメイドで承っており、お客様の特殊なご興味にも柔軟に対応いたします。 また、研究デザインに関するアドバイスやご提案もさせていただきます。 zQ175マウスは5.5ヶ月齢でHDの表現型を示します。 適切な試験デザインに必要なコントロール動物として、野生型同腹子をご用意しております。
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