神経炎症は、中枢神経系に影響を及ぼす神経変性疾患やその他の疾患との闘いにおいて、成長しつつある研究分野である。
我々は以前、NPC1-/-マウスが強い炎症を示すことを示した(Santiago-Mujica et al.)
NPC1-/-マウスの脳における炎症をさらに解明するために、今回、視床におけるCD45解析を評価した
(A)と黒質
(B).
その結果、8週齢のNPC1-/-マウスの視床と黒質では、野生型対照動物に比べてCD45免疫反応領域が強く増加していることがわかった。
詳細な解析から、CD45標識細胞の密度とこれらの細胞のサイズが非常に増加していることが明らかになった(データは示していない)。
図1. NPC1-/-マウスの視床および黒質におけるCD45陽性マクロファージの定量化。 8週齢のNPC1-/-マウスの視床(A)と黒質(B)で、免疫系のCD45陽性細胞を調べた。
免疫反応面積(IR)を対照同腹子と比較したパーセントで示す。
対応のないt検定。
各群n = 8。
平均値+SEM。
***p<0.001。C: 8週齢のNPC1-/-マウスおよびコントロールマウスの矢状断脳切片のCD45(緑)およびDAPI(青)標識の代表的画像。NPC1-/-マウスモデルでの研究をご希望の方は、今すぐお問い合わせください!